陸上競技部

DATE:2023.12.30陸上競技部

【紙面連動企画】4年生マネージャー対談 「最後まで全力でサポートしたい」

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左から髙原、大森、中山、片岡(撮影:有本菜々子)

陸上部の片岡龍聖(法4)、髙原雅治(地4)、大森愛巳(現4)、中山ひまり(法4)はマネージャーとして、選手の活躍を支え続けてきた。引退レースとなる箱根を前に、4年間の振り返りや最後の箱根にかける思いなどを聞いた。(聞き手:有本菜々子)
※取材は12月上旬に行いました。

ーー陸上部のマネージャーになったきっかけは
髙原「高校三年まで自分が選手だったが最後の大会で結果が残せなかった。最初はマネージャーになりたくて駒大に入ったわけではなく、受験勉強をする中で自分が4年の時に第100回大会を迎えることを知り、駒大に入りマネージャーとして、4年間頑張りたいと思った」
中山「大学では部活に入りたいと思っていて、今までで一番長く関わってきたスポーツが陸上だった。これまでの知識がマネージャーとしていかせると思ったため、選択した」
大森「高校生の頃からマネージャーになることに強い憧れがあった。社会に出て恥のない人間になりたいと思っていたので、自分をより鍛えられる場所でマネージャーをやろうと考え、陸上部のマネージャーを選んだ」
片岡「高校まではキャプテンも務め、競技者として励んでいたが重要な時期に故障してしまったこともあり、競技成績が思うように伸びなかった。その中で、大学で陸上に関わるというよりは将来的に陸上に関われたらいいなという考えからサポート側に回って続けることにした。藤田監督が赤津勇進(現4)のスカウトに来ていた時に、高校の監督を通して声をかけた。その後はマネージャーとして活動に参加させていただき本格的にマネージャーで頑張っていこうと決意した」

ーー選手との関わりで大事にしていること
中山「この二人(片岡?髙原)は普段から選手と関わっていて、ひとりひとりのことを分かっているので、試合で記録が出なかった時にどのように対応したらいいかということが分かると思う。私はまだ4年たってもよく分かっていない選手の方が多いので、記録会が終わった後に、私からすれば『すごく頑張ったな、自己ベスト出してすごいな』と思う子も悔しんでいる時がある。その時にハイテンションで『よかったね!』と声をかけるのは違うかなと色々考えて、逆に声をかけないことが多い」
大森「競技の経験がないので、走ることに関してより、睡眠がとれていないと聞いた選手に『ここのツボ押すと眠れるらしいよ』とか、さりげなく練習中に話しかけたり、海外に合宿に行く佐藤圭汰(経2)などには『どんな練習するの?』と雑談風に聞いたりする。選手も話すと気が楽になるかなと思っている。特に年下の子は結構話してくれるので、声かけを大事にしている」
髙原「選手の『こうしてほしい』という要望があったときに基本は全部応えたいと思っている。『それは違うな』と思った時やチームのプラスにならないことは指摘するが、プラスになることには応えてあげたいと思っている。個人のことも考えつつチームの全体像を見るように心がけている」
片岡「個人的に中学のころから同学年や後輩はなるべく名前やあだ名など親しい呼び方で呼ぶようにしている。苗字呼びの子も周りが苗字呼びで定着していたら貫き通すが、自分は同学年のほとんどを名前で呼んでいる。」
髙原「俺呼ばれない」
中山?大森「あっ!(笑)」
片岡「でも『まーくん』とか呼んでる」
髙原「しょっちゅうではない」
大森「髙原の方が定着している」
髙原「俺も下の名前で呼ばれたい」
片岡「髙原は総監督や監督に『髙原!』と言われているイメージの方が強いので、髙原の方が定着している」
髙原「でも自分は下の名前で呼ばれたいです」
片岡「藤山(龍誠、仏4)とかは同じ『りゅうせい』って名前なので、藤山って呼ぶよりは『ふじくん』とか。後輩も篠原(倖太朗、地3)は『こうたろう』や並木(大介、国3)は『だいすけ』で呼んだりします。女子マネージャーもみんなは苗字呼びなので、名前で呼ぶのは僕だけですね。個人的に選手以外にも接していく上で重要視している」

ーー箱根に向けて
大森「大会的にも第100回という記念すべき大会で、陸上部としても2年連続三冠が懸かっている大事な試合なので、自分は走らないけど、走る直前まで選手を全力でサポートできたらいいなと思っています」
髙原「個人としても高校時代から第100回の箱根駅伝に憧れてやってきたというのもあるし、実際に入部して学年として『第100回の箱根駅伝で総合優勝する』というのを一番の目標に掲げてきた代なので、その目標に対して全力で頑張っていきたいし、選手やチームのサポートを頑張って有終の美を飾りたい」
中山「私は入部前、箱根は毎年見ているけど、駅伝や長距離に関しては、あまり知識がなかった。実際にこの部活に入部していろいろ知っていく中で、とんでもない瞬間に自分が立ち会っているということを理解した。本当に貴重な体験をさせてもらっているというのもあるので、みんながいい形で終われるように、最後まで全力で頑張りたい」
片岡「最後の箱根だが実際に走るのは選手なので、みんなと一緒でサポートするしかない。去年の箱根のようにならないように。裏側で体調不良者続出など。そういう裏側があったことを知っているので、そういう状況をなくして、今年の箱根は去年と違って不安感のない状態で選手をスタートに運びたい。スタートまで運べば多分優勝してくれると思うので(笑)。主務の並木を中心にサポート、手助けをして、並木の使い走りになるくらいの勢いで、残り1か月動いていけたらいいなと思っている」

執筆者:大塩希美

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