悪魔のように細心に?天使のように大胆に!

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Date:2012.02.24

「悪魔のように細心に天使のように大胆に」という名言は、ゲーテ『ファウスト』の中に登場するメフィストフェーレスとファウスト博士の関係を表す言葉という印象を持っていたが、黒澤明監督の言葉との事である。私の好きな言葉の一つである。

この言葉を今年5月に司法試験を受ける皆さんに贈りたい。司法試験まで後2ヶ月余りを残すだけである。これまでに、自分の力を客観的に把握し、司法試験の求めている合格レベルを正確に理解したと思う。これからの時間は大変重要な一分一秒となる。

皆さんは、一人一人が全く異なる個性(体力、精神力、性格)、能力?実力をもつ存在である。したがって、合格までの道筋も皆異なるのである。合格者の助言は大切にするとして、合格までのロードマップは、自分で細心の注意をして作成しなければならない。「悪魔」に負けないほどの「細心さ」が求められると同時に、「常に向上を求める魂」を吹き込んでおく必要がある。

その上で、合格という目標に到達するためには、「天使」に優る「大胆さ」が不可欠である。努力に悩みは付き物であり、試験は不安との戦いである。それに打ち勝つのが、大胆さである。大胆さは、「勇気と自信」を必要とする。皆さんは厳しい学修課程を乗り越え、法科大学院を修了しているのである。合格への決意の強さが、自らの勇気と自信を支えてくれる。取り分け、試験本番での大胆さは、真の実力を発揮させてくれるエネルギー源であると思う。

法科大学院制度や大学ランクなどにまつわる雑音は、最早、一切関係ない。自分のための試練である。自分が選んだ理想社会建設への貢献という夢と希望への関門である。自らの持てる力を全て発揮して欲しい。私達は、皆さんのご健闘を心から祈っている。(H)

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