講演会「私の裁判官人生 原発訴訟のことなど」

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Date:2012.07.18

7月28日(土)13:30より、駒澤大学法科大学院、司法研究所共催で特別講演会を開催し、弁護士の井戸謙一先生をお招きして「私の裁判官人生 原発訴訟のことなど」のテーマでお話を伺います。

http://www.komazawa-u.ac.jp/files/798/kouen20120728.pdf

井戸先生は、2011年まで裁判官をされており、金沢地方裁判所において運転中の原発の差止を認める初めての(そして唯一の)判決が出された(2006年)、志賀原発2号機(石川県)の運転差止訴訟の裁判長を務められています。

昨年の東日本大震災後の福島原子力発電所の事故以降、改めてこの判決にも注目が集まっており、また、本日付の朝日新聞1面では志賀原発の下に活断層が存在する可能性等につき再調査を行うことが報じられています。このような中で当時の訴訟の裁判長でいらした先生がどのように考え判断されたのか伺うことは、法曹を目指す学生だけでなく多くの人にとって大変有意義なことであると思います。

この他、井戸先生は住基ネットの違憲判決も出されており、司法の果たす役割や、法曹としての責任や心構えなど、原発訴訟にとどまらず、幅広く非常に興味深いお話が伺えると思います。

皆様のご参加をお待ちしています。(A)

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